与那国といえば東崎(あがりざき)。喜納昌吉さんの「東崎」を繰り返し聞くうちに、いつしか、そのように感じるようになっていた。それに、沖縄の島唄CDには度々「与那国」が歌われている。いったい、「与那国」とはどんな島なのか、ぼくは、一度この島を訪ねてみたくなった。与那国島に到着して先ずレンタカーを走らせた先は、やはり喜納さんの歌う「東崎」だった。 |
海は凪いでいたが、西表島は見えなかった。 「東崎」 与那国ぬ 島に渡てぃ 東崎 登てぃ見りば あん美らさ 波ぬ 花になゆさ 情き深さ 島ぬ 心あらわす 波ぬ花 いちまでぃん いちまでぃん 眺みぶさ 喜納昌吉作詞 東崎の景色は美しい。しかし、喜納さんの歌詞はもっと美しい、と思った。 |
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東崎から西崎(いりざき)へ来る。ここには日本最西端の石碑もある。この111キロ先に台湾がある。しかし、普段は水蒸気が多く台湾の山並みはめったに見えないらしい。その予備知識は得ていたから、がっかりはしなかった。 |
14日朝6時前、思い立って再び東崎へ。何を見に来たのか。もしかすると雲の切れ間から朝日が見えるかもしれないと期待したからだ。しかし、太陽は昇っても姿は見せなかった。梅雨の時期、雨にたたられなかっただけでも、よしとすべきだろう。 |